イノベーションを通じた社会価値創造と企業価値向上

ブランドに関する取り組み

1. 目的

当社は、グローバルブランドの統一的な管理と強化を通じて、以下の実現をめざしています。

  • グローバルレベルでのブランド統一化と管理によるブランド価値向上
  • グローバル社員のブランドロイヤリティ向上
  • 顧客・パートナーを含む社会における認知度、信頼性、ブランドイメージの向上

ブランドは、単なる外部評価にとどまらず、イノベーションを社会価値へと結びつける重要な基盤であり、当社の持続的な企業価値向上に直結する要素と位置づけています。


2. 方向性

当社は、国際基準およびベストプラクティスを取り入れたブランドマネジメントを推進しています。
具体的には、

  • グローバルで統一されたブランドガバナンス体制の構築
  • グローバルポリシーに基づくコンプライアンスを重視したブランド運用
  • 各地域の自律性と全社一貫性を両立する管理体制の確立

を進めています。

日本のB2B上場企業においては、ブランドを経営資産として体系的に管理する取り組みは必ずしも一般的ではありません。当社はこれを先行的に推進し、技術力に加えて「信頼」と「一貫性」で選ばれる企業への進化をめざしています。


3. 主な活動

(1)ブランド戦略の策定

2025年度上期に、顧客・パートナー・アナリストを含むグローバル調査を実施し、ブランドの現状と課題を可視化しました。これを基に、ブランドの価値提供・差別化・目指す姿を整理したグローバル戦略を策定中であり、現在は執行役員との議論を通じて具体化を進めています。

(2)社員へのブランド教育・浸透

Viva Engageを活用したコンテンツ配信やテーマ提報(2,231件、内海外1,287件)を通じ、社員の主体的な参画を促進しています。加えて、ブランドデイや現場主導の企画活動により、ブランドへの理解・共感を深め、グローバルでの一体感とロイヤリティ向上につなげています。

(3)ウェブサイトのグローバル統合

コーポレートおよび地域サイトの統合を進め、ブランドメッセージの一貫性と品質の向上を図っています。2024年12月にコーポレートサイトおよび北米サイトを公開し、グローバルでの認知向上と情報発信力の強化を実現しました。

(4)人財育成と体制整備

グローバルでブランドを管理・推進できる人材の育成を進めるとともに、ブランドガバナンス体制としてBrand Deskの設置、およびグローバルポリシーを整備し、コンプライアンスを含む統制の強化を図っています。


4. 測定指標

ブランドの成果は、外部評価および内部指標の双方から測定しています。
外部評価として、Brand Finance日本300ランキングを主要指標の一つとし、ブランドの強さを以下の顧客指標に基づき評価しています。

  • 信頼度(Trust):顧客・パートナーからの信頼の高さ
  • 認知度(Awareness):市場における認知の広がり
  • 選好・評価(Preference):競合比較における選ばれやすさ
  • 推奨度(Recommendation):他者への推奨意向(ロイヤリティ)

これらは、単なる知名度ではなく、「信頼・選好・ロイヤリティ」を含む顧客基点のブランド力を示すものであり、B2B企業においては取引選定や長期的な関係構築に直結する重要な指標です。
加えて、ウェブサイト認知度、社員エンゲージメント、ブランド理解度などの内部指標も活用し、ブランド活動が社員ロイヤリティの向上および社会における信頼性・イメージ向上の双方に与える影響を継続的にモニタリングしています。