プレスリリース

RFIDで製造工程をリアルタイムに可視化する「IritoDe®工程管理」を提供開始

製造現場の“ブラックボックス”を解消、作業進捗から履歴まで可視化し生産性改善を実現

株式会社サトー

株式会社サトー(本社:東京都港区、以下「当社」)は、製造現場における工程の可視化と作業実績のデータ化を実現する新ソリューション「IritoDe®(イリトデ)工程管理」の提供を開始したことをお知らせします。
本ソリューションは、RFIDを活用して作業の開始・完了、作業者情報、部材情報などを取得し、工程進捗や履歴をリアルタイムで可視化することで、製造現場の効率化と品質向上に貢献します。

開発背景

製造業における工程管理は、品質・コスト・納期の最適化を実現するうえで不可欠です。製造指図における工程順や進捗状況、仕掛品の滞留状況を適切に把握・分析することで、生産性向上や作業の標準化につながります。
しかしながら、多くの製造現場では工程の進捗や作業実態を十分に可視化されておらず、現場の状況をリアルタイムで把握することが難しい傾向にあります。特に、作業実績の記録を人手による入力に依存している場合は、記録のばらつきや遅れが発生しやすく、正確な現状把握や分析が困難となっています。
加えて近年は、資源価格の高騰や原材料調達環境の変化により、生産量の変動や多品種少量生産への対応が求められています。とりわけオーダーメイド型の製造では、工程が固定化されていないため、作業時間や原価の把握が難しく、適切な生産計画や収益管理の障壁となることもあります。さらに、人手不足の深刻化により、製造現場での省力化と生産性向上を両立する新たな仕組みが求められています。
このような背景のもと、製造工程の適切な実績管理と正確な記録と可視化を行い、データに基づく分析や業務の標準化を実現するソリューションとして、RFIDを活用した工程管理システムを開発・提供いたします。

IritoDe®工程管理 概要

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「IritoDe®工程管理」は、RFIDを活用し、製造工程における作業実績データを自動的に収集・蓄積することで、現場の見える化とデータ活用を実現します。生産管理システムや、入出荷・在庫管理システム「IritoDe®」との連携により、部材から工程、製品まで一貫した管理が可能です。
また、RFIDラベルを付与した作業指示書や社員証を用いることで、作業者がタグをかざすだけで作業開始・完了が自動記録され、現場の負担を増やすことなくデータ取得が可能です。
組立製造業(ディスクリート製造)、電気・電子部品の組立工程、人手作業が中心となる製造ラインなどのほか、量産型からオーダーメイド型まで幅広い生産方式に対応します。

主な特長

1. 工程進捗のリアルタイム可視化

作業開始・完了を自動記録し、工程ごとの進捗をリアルタイムで把握。遅延や滞留を早期に検知し、迅速な対応を可能にします。

2. 作業履歴・検査データの自動蓄積

作業履歴や検査結果、部材情報を一元管理し、追跡に活用可能。品質管理の高度化と不具合対応の迅速化に貢献します。

3. データ分析による現場改善の促進

蓄積された実績データを分析し、作業時間の標準化や原価把握に活用。改善サイクルの高速化により、生産性向上を支援します。

4. RFIDによる簡便かつ正確なデータ取得

バーコードと異なり、RFIDは「かざすだけ」で読み取り可能。入力作業を削減し、ヒューマンエラーを防止します。

5. 柔軟な運用対応と短期導入

標準パッケージであれば、最短約2カ月で導入可能。現場の運用に応じたカスタマイズにも対応し、「現場力」を活かした最適な運用提案を行います。

image RFIDラベルを活用した指図書の読み取りと、反映画面の様子

今後の展開

当社は今後、タブレット端末やAndroidデバイスへの対応拡充を進めるとともに、より簡便な入力手段や分析機能の強化を図ります。人手不足が深刻化する製造業でのデジタル活用と省力化、高度な現場管理を両立するソリューションとして、本ソリューションの展開を加速してまいります。